夏バテ解消! パワーフード薬膳

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暑い、暑い! 教室がある東京もついに体温超え!! お年寄りや病人にはとくに厳しい季節です。こういう時季には身体の基盤が弱らないような食事を摂らなければなりません。

このブログでもたびたび書いたように、中国医学では、人間の活動の根元的なエネルギーは飲食物のエッセンスと呼吸によって作られ、それを滞りなく循環させることが心身の安定した状態をもたらすと考えています。

ですから、冷房や冷たいものの摂取で弱りやすい胃腸の保護が夏バテ解消には肝要です。
いくつかの食材を推薦しましょう。

まずは、最近、血糖値やコレステロール値を下げる効果が注目され、私も子供の頃からなじみのあるオクラ。

オクラの名は原産地のアフリカの言葉をもとにした英語だそうですが、中国では秋葵、俗名を羊角豆といいます。

私の祖母は庭で栽培していました。小口切りの切り口が星形というのも、私が子供の頃に気に入った点のひとつです。

中国ではすでに明の時代から利用され、薬膳の分野では、胃腸や肝臓の保護、疲労回復、抗老化などを目的として用いられてきました。

次に挙げるながいも同様、食物繊維であるムチンなどの多糖類ー―これがネバネバのもとーーを豊富に含み、胃腸の粘膜を保護し、整腸作用などにすぐれます。

夏バテで気の働きが低下すると、便秘になったり便が固くなったりしますが、年中そのような状態にある方は常食するといいですね。

さて、ヤマノイモ科に属するながいもは、乾燥させた根茎が山薬(さんやく)という漢方薬としてよく知られています。山薬は、消渇(現代でいう糖尿病)、遺精、頻尿などの治療薬としてポピュラーな六味丸に含まれます。

その働きはとくに健脾益気、つまり消化に携わる臓腑である脾胃の機能を調整し、気の作用を向上させることにすぐれています。
潤肌作用もありますから、女性にはうれしいですね。

写真のような材料にかつおぶしやだし汁を加え、“ネバネバサラダ”でも作ってみては?
最後にもうひとつ、夏バテ解消にうってつけの食材を挙げましょう。

中国・明の僧、隠元が日本にもたらしたという伝説からその名がついたいんげん豆です。
いんげん豆やその仲間は日本、中国ばかりか世界中で食されているパワーフードですね。
ながいも同様、健脾(胃)作用にすぐれ、和中消暑、つまり胃腸を調整し、暑気あたりによろしい食品として、昔から知られてきました。

風味や食品の効能を考えると、日本の方はいんげん豆の胡麻和えなどいかがでしょうか(ごま油をテーマに書いた前回のブログもぜひ再読してください)。
夏が大の苦手の私とご一緒に、厳しい季節を乗り切りましょうね。

楊秀峰

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