宮廷21式ガイド解説
楊秀峰に宮廷21式の秘奥を一子相伝で伝えた祖母は、西太后が権勢をふるい「ラストエンペラー」溥儀らが帝位に就いた清朝末の激動の時代、宮廷で女官らに養生法を教え、自宅でも少数の満族の人間にのみひそかに「21式」を指導しました。
楊秀峰は1988年の来日後、この秘伝の功法の公開を決意、主宰する気功教室やホリスティック医療の先駆けである帯津三敬病院などでご指導いたしました。
また、NHK教育テレビでも実技指導を務め、好評を博しました。
こうして清朝瓦解とともに紫禁城の奥に消えたかもしれない「宮廷21式」は日本で新たな花を開きました。
後漢の伝説的名医・華陀が考案した「五禽戯」を発展させたと考えられる「21式」は華麗で力強く、動作は易から難、大から小の変化に富み、十四経絡を満遍なく刺激します。
自然治癒力を高め、生活習慣病を予防する訓練法として、年齢に関係なく行える適度なエクササイズとしても最適の気功法といえるでしょう。