十 採天辺之気(さいてんぺんのき)
限りなく広がる中国の大地で、太陽の光をいっぱいに浴びながら新鮮な気を充分に取るようなイメージで行います。
動作はゆったりと大きく行い、両手ですくい上げた気を全身に注ぐようにします。
[重要な経絡・経穴(ツボ)]
膀胱経・労宮・外労宮
[適応症]
胃腸の調整・リンパがん・甲状腺腫・内分泌の乱れ・糖尿病・更年期障害・免疫力低下・膵炎・回春
[動作説明]
@ 正歩からいったん体を少し右に振り、息を吸いながら左足を左方に出して左弓歩となり、両手は肩幅に開いて肩の高さに上げ、手のひらは向かい合わせる。
A 手のひらを斜め上に向けて両手を頭上まで上げる。この時、あごを上げて上を見る。
B 息を吐きながら、視線を徐々に下ろし、両手は右手を上にして少し間をあけて重ね、頭から気を入れるようなイメージで下丹田まで下ろす。
C 右足をいったん左足に寄せ、180度方向転換して右弓歩となって反対側の動作を行う。
左右交互に三回ずつ繰り返し、最後は正面を向き、両手を左右に分けて下ろす。