二十一 落式帰元(らくしききげん)

二十一 落式帰元(らくしききげん)

両手の労宮で天地の気を充分にすくい、百会から入れて、気を全身に行き渡らせるようにゆっくりと下丹田まで下ろしていきます。

 

この二十一番の動作は、一、二、二十番とともに宮廷二十一式呼吸法の中核となるものなので、なるべく毎日続けて下さい。

 

[重要な経絡・経穴(ツボ)]
百会・★(月に壇のつくり)中・労宮・湧泉

 

[適応症]
頭痛・三叉神経痛・更年期障害・スポーツ障害・花粉症

 

[動作説明]
@ 正歩から息を吸いながら、両手で腰の横で一回円を描き、両手をそろえて胸の高さまで上げる。

 

A 両手を下げて後方まで開き、上半身を後ろにそらせる。

 

B 上半身を大きく前に曲げ、両手は肩甲骨を寄せて後方に引き上げる。

 

C 上半身はそのままにして、両手で気をすくいとるように、下から前、上方へ回し、頭上にかざす。

 

D 息を吐きながら、肘を開き、両手の指先を合わせて下丹田までゆっくりと下ろす。

 

E さらに両手を左右に開いて下ろし、古い気を湧泉から出す。
以上の動作を計三回行う。

 

収功
深呼吸を三回行い、宮廷二十一式呼吸法を終了する。

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