二 引気下行(いんきかこう)

二 引気下行(いんきかこう)

湧泉から引き上げた気を丹田に納め、それを百会に導き、さらに、上から下へ気を全身に行き渡らせます。その後、古い気を湧泉から出します。

 

[重要な経絡・経穴(ツボ)]
腎経・労宮・外労宮・湧泉

 

[適応症]
目・肝臓・内火上昇・白血球減少

 

[動作説明]
@ 開立歩から、息を吸いながら、手のひらを上向きにして両手を体の前で上げていく。

 

A 両手が顔の前に来たら左の労宮を見る。目と肝臓を刺激することになる。

 

B 両手が頭上に来たら手を返し、左の外労宮を見つめながら顔を左に向け、膝を曲げて馬歩になりながら両手を肩の高さまで左右に下ろす。
両手が頭上に来た時にはあごを上げ、両手を下ろす時には手首をしっかりと曲げて手首にあるツボを刺激する。

 

C さらに両手を下ろしながら顔を正面に向け、膝を伸ばす。

 

D 同様の動作を、2回目は右労宮・右外労宮を見ながら顔を右に向けて行い、3回目は軽くつけた両手の中指の先をぼんやりと見ながら、正面を向いて行う。

 

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