十二 魚腰臥式(ぎょようがしき)

十二 魚腰臥式(ぎょようがしき)

魚が冷たい水の中を気持ちよく泳ぎまわっている姿を思い浮かべてこの型を行います。

 

体を充分にひねることによって脾経を刺激します。

 

脾臓は飲食物から気と血を生み出す臓器で、皮膚に潤いを与え、筋肉に柔軟性と弾力をもたらします。

 

[重要な経絡・経穴(ツボ)]
脾経

 

[適応症]
消化器の疲れ・口臭・体臭・筋肉痛・肥満・老化防止・倦怠感

 

[動作説明]
@ 正歩から左足を右斜め前に踏み出して鶴歩となり、両手を剣指にする。

 

A 息を吸いながら、前足に重心をかけ、両剣指を下から左へ回し、肩の高さで一瞬止める。

 

B 息を吐きながら、両腕を左から上へ大きく回し、右足を後ろへずらして膝をつきながら、両腕を下から左後ろ斜め上方へ回す。
視線は両剣指の指す方向を追い続ける。

 

C 左足を伸ばして体を起こしながら、両腕を後ろから前下方へ動かし、右足を左足と交差させて斜めに踏み出しながら、両剣指で右方を指す。
以下、反対側の動作を行い、左右交互に三回ずつ繰り返す。

 

page top