五 補腎強身(ほじんきょうしん)

五 補腎強身(ほじんきょうしん)

この型は主に腎経を整えます。腎は先天の本と言われ、先天の気を蓄えているところです。

 

先天の気と後天の気を充実させ、五臓六腑の働きを整えます。足を下ろすときにかかとから下ろせば腎経が刺激されます。

 

また、両腕をいっぱいに伸ばして上げ下ろしすることによって背中の筋肉が収縮し、それによって腎臓をマッサージする効果が得られます。

 

[重要な経絡・経穴(ツボ)]
腎経

 

[適応症]
腎虚・腎炎・腎臓結石・頻尿・抜け毛・はげ・むくみ・腰痛

 

[動作説明]
@ 前式に引き続き、息を吸いながら両腕を前から横へ円を描くように肩の高さまで上げ、右足に体重をかけて膝を少し曲げながら、手のひらを返して両腕をやや下げ、左足を上げると同時に両腕を再び肩の高さまで上げる。

 

A 左足を一歩踏み出し、息を吐きながら、両手は気を百会から入れるように頭上にかかげ、体重を左足にかけて実歩になりながら、両手を体の前を通って丹田まで下ろす。

 

B 反対側の動作も同様に行い、左右交互に3回ずつ繰り返す。

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