二十 丹田筑基(たんでんちくき)
丹田を強く意識し、体内を丹が動いていくようなイメージを持ちます。
足は肩幅に開いてもかかとをつけて行ってもけっこうですが、はじめのうちは開いた方がやりやすいでしょう。
[重要な経絡・経穴(ツボ)]
手の三陰経(肺経・心包経・心経)・三陽経(大腸経・三焦経・小腸経)・督脈・腎経・百会・労宮・気海・湧泉
[適応症]
疲労回復・ストレス解消・各種内臓疾患・老化防止
[動作説明]
@ 正歩から左足を開き、息を吸っていったん両手を左右に分けてから、下丹田の前で合わせる。
A まず親指をつけ、さらに人差し指から小指まで順につける(薬指と小指は実際にはつけないが、つけるような意念を持つ)。
逆の順序で指を離し、下丹田の前で気のボールを持つように両てのひらを上に向ける。
B 続いて、気のボールを中丹田まで上げるつもりで両手を胸まで上げる。
C 両手を空拳にして、胸を張りながら両拳を顔の横に置く。
D 息を吐きながら両手を開いて手のひらを下にして胸の前で合わせ、ゆっくりと下丹田まで下ろし、左右に分けて両脇に下ろす。
以上の動作を計三回行う。