十五 摘星換斗(てきせいかんと)
満天の星の中からひとつを取ってきて、北斗七星のひとつと取りかえるという意味の名前がついています。
星をつかむようにいっぱいに手を伸ばし、腕の内側を張って心包経を刺激します。
後方から前方に振り返り、足の指を親指から小指へ一本ずつつけていくと、それぞれの指を通る経絡が刺激され、気血の循環が良くなって老化防止になります。
[重要な経絡・経穴(ツボ)]
心包経
[適応症]
心臓の各種疾患・低血圧・高血圧・冷房病・ストレス解消
[動作説明]
@ 正歩からいったん両膝を緩め、息を吸いながら左足を斜め後ろに踏み出して体重をかけ、腰を大きく回して両腕を後方に伸ばす。
右足は親指先だけ地につける。
A 左足を前に踏み出し、息を吐きながら上体を正面に徐々に戻す。
B 左手は頭から気を入れるように回し、手のひらを下向きにして両手を胸の前でそろえてから、左膝を緩めながら両手を下丹田の前まで下ろす。
右かかとはほとんど地につけない。
右側の動作を同様に行い、左右交互に三回ずつ繰り返す。
左足を右足にそろえて終了する。